体に優しいインプラント治療

☆体に優しいインプラント治療☆
欧米人と異なる日本人には、通常よりもさらに侵襲を抑えたインプラント手術が推奨されます。そのため、当センターでは以下のことを行っています。

●改良フラップ・レス インプラント手術
●ピエゾ・サージェリーの使用と骨質に合わせた形成法
●CTスキャン撮影

*改良フラップ・レス インプラント手術

フラップ・レス インプラントは、歯茎を切って開いたり、縫ったりすることはなく、直径3~5ミリ穴からインプラントを埋入する方法ですが、もともと歯茎や骨が薄く少ない日本人には、あまり行えませんでした。
ですが、通常の歯肉を切って開く手術と比べると、術後の症状に明らかな差があり、ほとんど腫れず、痛みもほとんどありません(痛み止めが必要ない場合がほとんどです。術者にとっては、骨は直接見えないのでどちらかというと、やりづらくなるかもしれませんが、患者様にとっては大きなメリットがあります。)
そこで当センターでは、独自の改良により、フラップ・レスによる適応症が飛躍的に増加しました。現在では、99%以上の骨の移植を伴わない症例で対応できています(上顎洞内の移植には対応できます)。

☆インプラント治療のポイント☆
*ピエゾ・サージェリーと骨質に合わせた形成法
基本的なインプラント手術では、骨にインプラントのための形成を行うときに、ドリルを使います。しかし、骨の質(特に硬い場合)によっては、過度な摩擦を生じ、骨に火傷を起こし、インプラントと骨が癒着しない場合があります。また、骨の質にかかわらず、いつも同じやり方で機械的に手術を行っている場合も、その可能性が高くなります。

そこで、この“ピエゾ・サージェリー”を用いると、超音波の振動により骨を削って(または、切って)いくので、ドリルの回転による過度な摩擦が起きず、より安全に手術を行うことができます。操作上もドリルより繊細な手術が可能です。特に骨の中の血管や神経などの軟組織に対しては、振動なので、もし触れても傷つけることもありません。上顎洞(副鼻腔)内面の薄い膜も触れても破れません。

また、インプラントに限らず、骨の移植や、抜歯など、広く応用でき、全てにおいて、通常の処置より、刺激が少なく安全に行えます。
そして術後の症状が大きく緩和されます。

当センターでは、最小限度の侵襲での治療のために、多くの処置にこのピエゾ・サージェリーを用いています。特に日本人の骨質は欧米人に比べて骨が薄いせいか、部分的にかなり違います。たとえ1本のインプラント手術でも、骨の部分的な質の違いに対してピエゾとドリル、その他の器具(骨が柔らかい場合は、ドリルは使わず、特殊な器具で骨を圧縮していきます)を使い分け応用し、可能な限り刺激を避けて手術を行うようにしています。

*CTスキャン撮影
安全で、正確なインプラント治療には、CTスキャン撮影が欠かせません。骨の形、量、質のみならず、神経や血管の位置などを3次元的に把握し、コンピューター上で、インプラントのシミュレーションも可能です。そのため、インプラントの手術が、術前に3次元的に正確に計画でき、不確定な要素を最小限に抑えて、事前に危険を回避し安全に行うことができます。不確定要素が少なければ、無駄な操作や処置も避けられ、より少ない侵襲で行うことができます。

また、歯肉を切開しなくても、骨の形が3次元的に正確に分かるので、特に当センターで行っているような“フラップ・レス インプラント”法には、CTスキャン映像は特に有効であり、必要不可欠です。

以前から、医科用でのCTスキャン撮影も可能でしたが、歯科用のCTスキャンは、特に医科用に比べ、被爆線量が格段に低く、精密なマイクロCTスキャンです。それにより、CTスキャン撮影自体も精密に、より安全に行うことができます。