☆当センターのインプラント治療の流れ☆
STEP1 問診とカウンセリング
インプラントが必要と思われる部位の、現在の状況、今までの経緯、口腔内全体の状態(自分が感じる範囲で)、全身の健康状態などをお伺いいたします。そして、この時点で、どのような口腔内の状態をどのように回復したいか、どのような治療を希望されているかをお伺いいたします。
それから、お口全体のレントゲン(パノラマタイプ)の撮影、全体の噛み合わせの検査、インプラントが必要と思われる部位の簡単な診査を行います。かみ合わせに対する症状や、希望があれば、この時点で、頭蓋骨と頸椎までのレントゲンを正面と側方からと、2方向から撮影する場合もあります。
それらの得られた情報から、大まかな、インプラントを含めた全体の診断と考えられる全ての治療法の選択肢と、その利点・欠点についてご説明いたします。それに対する患者様からの質問や意見をいただき、治療の方向性を決定します。(最終決定ではありません)
STEP2 精密検査、治療計画、診療計画
CTスキャン撮影、診断用模型のための歯の型採り、必要に応じて、顎関節のCTスキャン撮影、頭蓋骨から頸椎までのレントゲン撮影、写真撮影を行います。
検査の情報から、最終的な診断・治療計画を立案します。状態によって、治療法の選択肢、オプションもご説明いたします。
そして、患者様と十分相談し、ご理解と納得のもとに最適な治療計画を選択、決定します。また、治療計画と患者様の日ごろのスケジュールをもとに、診療計画(治療の進め方:1階をなるべく長めにとる、月一回のペースで進める等)も考えます。
STEP3 初期治療、最終確認
ここからが治療の段階ですが、歯の欠損以外まったく異常がないという方は、すぐにインプラントの治療に入れますが、日本においては、ほとんどの患者様が厳密には何らかの噛み合わせの移譲がありますので、まず、可能な範囲で噛み合わせを整えます。噛み合わせがズレていると(歯の高さ、位置、あごの位置、頭蓋骨の歪み・傾き等)、インプラントを入れる最適な位置が分からず、手術法や、インプラント・システムの選択ができません。ですから、これはインプラントの治療に最も重要なステップですので、治療計画の段階で予測できているのですが、実際に整えて、本当に正しい位置で噛み合わせが安定するかどうかインプラント前の最終的な確認となります(治療後の多くのトラブルの原因はここにあります)。方法は、状態に合わせて、わずかに調整したり、仮歯を入れたり、時にはマウスピース等も使います。
また、虫歯の緊急処置もこの段階で行います。
STEP4 インプラント埋入
全体の噛み合わせが予測通りで、安定する(安定しそうな)のが確認できたら(通常1か月半)、インプラント治療に入ります。矯正治療、歯周病の治療が必要な方はそちらから始め、適切な時期にインプラント治療を行います。
手術は通常、1回法で行います。骨や歯肉の条件によって、フラップ・レス(歯肉を切って開かず、3~5ミリの穴を開けるだけで行い、歯肉を縫う必要もありません)、骨移植との併用、骨移植のみ初めに行い後日インプラントを埋入、等、方法が異なります。通常の1回法で手術した場合、2度と手術の必要はありません。(2回法の手術もありますが、骨の移植と併用するとき以外は、必要ありません)。
STEP5 治癒期間(骨との結合)
インプラントと骨が結合するまでの間、安静期間を取ります。通常、上下顎を問わず、1か月半です。骨の室によって、2か月を超えるまで待つ場合もあります。
埋入当日に仮歯まで入れる方法もあるのですが(埋入時の初期固定の強さで判断)、日本人の骨の量、質、形から考えるとお勧めできません。(日本人と欧米人はかなり違います。また、前歯部の抜歯と同時にインプラントの埋入も、欧米では方法として確立され、普通に行われていますが、日本人の通常の骨の状態では、厳密に適応症はほとんどありません。)
STEP6 アバットメント、仮歯の装着
骨との結合が確認されたら、アバットメント(土台)と仮歯をインプラントに装着し、噛み合わせと、歯の形を一定期間経過観察します。状態によっては、この段階になって初めて、本格的に噛み合わせを回復することができます。
STEP7 最終上部構造の装着
仮歯の状態で、生理的な咬合状態と、その安定を確認できましたら、仮歯の情報をもとに、最終的な上部構造(人口の歯:通常はセラミック)を作製し、装着します。
新しく歯が入ると、それを脳が学習し、記憶するまで一定の期間がかかります。完全に安定するまで、経過観察を行い、必要に応じて微調整します。
STEP8 定期健診(メインテナンス)
完全に安定し、違和感なく噛めることが確認できましたら、治療終了です。(患者様に何らかの違和感や、不都合を感じたら何かしら調整などの必要性があるはずなので、そのままで治療を終了することはありません。)通常、状況に応じて3~6ヵ月に1度メインテナンスを行います。